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指導員って「しんどいん?」

スタッフブログ 2021.12.13

こんにちは、Job Traning尼崎の森です。

私が社会福祉のキャリアをスタートさせたのは昭和63年、京都にある某大学卒業間際「キミにピッタリの場所だ」とゼミの主任教授に紹介して頂いた大阪南部の児童養護施設指導員でした。

学生時代の施設実習で児童養護施設を選んだこともあり「まあ、なんとかやっていけそうか」という気持ちではありました。ところが入職当初の4月、府下南部施設合同で行われた新任職員研修会で先輩指導員から言われた言葉が「森君、指導員や思たらアカンで!しんどいんやで!」聞いた私は「何?そのつまんないギャグは…」となりました。
が、その言葉の意味がわかるのにそんなに日数はかかりませんでした。もっとも私が児童指導員として奉職した施設は30年以上バリバリ勤められた指導員さんが退職。その穴埋めで採用されたのが私で、指導員としてのモデルがいない中で「指導員」職のスタートというとてもレアなケース。また採用の条件が施設内での住み込みで、2歳から18歳までの子ども達60人と寝食を共にすることでした。
当然のごとく、反抗期真っ只中の中高校生に社会人一年生の私の「指導」など通用するはずなどありません。次々と起こる事件や反発行動に孤立感、逼塞感の溢れる生活でした。しかしながら、それでもキャンプ、運動会、クリスマス、卒園生を送る会など季節毎の行事を無事終えた時や時折フッと感じる子ども達の成長が当時の小さな喜びであったように思います。また、今も繋がりのある施設という枠組みを越えた同業他施設の仲間や、駆け出しの若造に温かい眼差しで接していただいた当時の園長先生夫妻の存在があってこその私があると思っています。
あれから時は流れ、指導員という言葉は支援員やケアワーカーなどの名称でも呼ばれるようになり、より職員個々の資質が問われるようになりました。ここOMOIYARI+ONEでは私が若い時に感じた孤独や逼塞を感じることなく、スタッフ個々がチームとして動く支援を行うよう努力しています。
「指導員はしんどいんやけど日々の面白さを感じるのはあなた次第」と若い時の自分に言ってあげたいと今は思ってます。
株式会社 OMOIYARI+ONE
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