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ASDは関西弁を話さない

スタッフブログ 2019.05.10

皆さん、こんにちは。

Omoiyari Plus Oneの福岡です。

 

最近、ずっと標準語だったJob Kids利用者A君(小学生)が、急に関西弁を話すようになりました。

 

かわいいね、とスタッフ同士で話をしていた時に、自閉症(ASD)の子供は関西弁を話さない、という話題になりました。

 

私は知らなかったので、とても驚きましたが、同時に確かにそうだなあと、目から鱗が落ちました。

 

とても気になって調べてみると、なんと「自閉症は津軽弁を話さない」という本もあり、関西弁に限らず全国的にASDは標準語を話す傾向にある、ということを知りました。

 

にわかの知識ですが、どうやら人間の言語習得の方法は<自然><学習>2種類に分けられるようで、

 

<自然>は身の回りにいる人の意図を汲み取りながら他者の言葉や表現方法を自分の中に取り込んでいくやり方、

 

<学習>はテレビや本などのメディアを通じて、機械的・辞書的に言葉を学んでいくやり方です。

 

ASDは身近な人とのコミュニケーションが苦手なため、<自然>の言語習得が難しく、

 

逆にメディアを通して入ってくる<学習>の言語習得は得意なため、テレビや教材で多用される標準語だけを選択的に身につけてしまいます。

 

このことは、ASDは教科書の丸暗記など視覚記憶に優れているという特徴にも繋がるので、裏を返せば、母国語の他に第二外国語や第三外国語などを習得する才能がある、とも言えるのだそうです。

 

物事には裏表があります。

 

その子の「生きづらさ」を軽減しながら、得意なことを伸ばしていく支援ができれば、と思います。

 

株式会社 OMOIYARIONE ————————-

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