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世界寄付指数

スタッフブログ 2021.10.21

こんにちは。OMOIYARI PLUS ONE宝塚の遠藤です。

最近、世界寄付指数と言う言葉を知りました。人助けや寄付の度合いを国ごとに調査したもので、要は「他人に優しい国ランキング」を示すものです。このランキングで数年連続1位を獲得しているのは、日本…ではなく、同じアジア圏の国、ミャンマーです。今回はミャンマーに思いを馳せてみようと思います。

数年前、娘が「子どもの権利」を勉強するためにミャンマーに滞在しました。まず訪れたのはスラム街。事前に「日本からお客さんが来る!」と知らされていた子どもたちは、そのお客さんたちのために、服を新調しました。使ったのは、収入の少ない親を助けるために、ゴミを収集して稼いだお金。ずっと大切に貯めていたと思います。でも、綺麗な格好で会いたいし、綺麗な服を着ることが礼儀だ、との気遣いから、使うことに躊躇はなかったそうです。

次に向かったのは孤児院です。はにかむ笑顔で迎えてくれて、少しずつ打ち解けてくれた女の子たち。お別れの時には、皆が皆、自分の持っているたった1つのアクセサリーを、「どうぞ」とプレゼントしてくれました。髪飾り、ネックレス、ブレスレット…。それらは、辛くなったときに勇気をもたらしてくれた大切な大切なお守りなのに。

帰国した娘が漏らした言葉は、「ミャンマーに帰りたい」でした。子どもたちだけでなく、泊めてくれた村の人々の優しさ、温かさにも、まいってしまった、と。「あれは、好きにならずにはいられない優しさだ」と…。

自国にいるだけでは出会えない優しさがあります。Job Kid宝塚で英語カリキュラムを行いながら、私は、いつか世の中が落ち着いたら、異文化に触れてみてね、魂を揺さぶられる経験が君たちを待っているよ、と心の中で語りかけています。

因みに、前述の世界寄付指数、日本は毎年100位だそうです。