昨年5月。とある学校の高校野球連盟への加盟が承認されました。

こんばんは、Job Training尼崎の森です。なかなか梅雨入りせず蒸し暑さだけがジワジワ増しています。どうぞご自愛ください。

とある学校とは東京都立青鳥特別支援学校―東京都世田谷区にある知的障がいの子どもたちが通う高校（高等部）です。昨年高野連に加盟したものの部員が9人に満たなかったこともあり、昨夏は連合チームで夏の西東京大会に出場、乱打戦の末19-23で涙を飲み初戦敗退になりました。

今春、青鳥特別支援学校ベースボール部に6人の一年生が入部、今夏の西東京大会では高校野球史上初、特別支援学校単独チームによる出場が決まりました。

部員12人をまとめるキャプテンは中学時代野球部の入部を希望するも却下された経験があります。ですが青鳥ベースボール部顧問の久保田先生は真新しいグローブを持って「野球、やりたいんです！」と申し出た彼の熱意に絆され部設立を決意されたそうです。今春、入部した6人の中にも「ベースボール部があるから」を入学理由に決めた生徒もいるそうです。

「危険ではないのか？」など様々な反対意見があったことも聞いていますが、青鳥ベースボール部の取り組みを実際視察もし、意見交換を重ねながら単独チーム出場、甲子園出場への挑戦を後押しした東京都高野連もよくぞ英断を下したと個人的に思っています。今春から導入された低反発の金属バット使用も安全面のクリア条件の一つになっているはずです。

青鳥ベースボール部の西東京大会初戦は7月7日、七夕の日に初戦突破の悲願達成を…関西の地から応援したいと思います。