こんにちは。OMOIYARI PLUS ONE宝塚の遠藤です。

現代では久しく耳にしなくなった「ご隠居」が登場する時代小説を読みました。そのご隠居に対して、娘は「自分達の目の届く範囲でほどほどに楽しんで、たまには孫の面倒を見ながら穏やかに、機嫌よく過ごしてくれたら言うことはない」と思っています。けれど語り手は、都合が良過ぎはしないかな、見ています。自分達の思い通りに過ごしてさえいれば安心、という態度に微かな身勝手さを感じているのです。ふと自分を省みました。関わる人達に対して、自分にとって都合の良いようであれ、と身勝手な想いを抱いてないだろうか…。偏らない視点を理想としたいものです。