こんにちはJob Training尼崎の森です。新型コロナ感染者数に一喜一憂する日々ですが、今夏は通常通り観客を入れて開催する予定の夏の甲子園、全国高校野球選手権大会の地区代表も各地で決定しています。
私は高校時代、硬式野球部に所属。楽しいことより理不尽なことが多かったような気もしていますが、今の自分があるのはやはり野球抜きには語れないと思っています。高校時代共に汗を流し、時には厳しく叱咤激励をくれた恩師がいますが、その先生が今夏、40猶余年の指導者生活に別れを告げるかも知れない…ということで、海の日の18日、高砂市まで恩師が率いるチームの試合を観に行ってきました。
40年前はバリバリの兄貴分だった恩師(ここから先は敬意も込めて「監督」に統一します)も今では選手たちのいいお爺ちゃんのような風貌に。度重なる転勤の末、尼崎市内の高校で定年を迎え、今は再任用の傍ら野球部の監督を続けています。
18日、兵庫大会4回戦の対戦相手はなんと監督の母校、監督生活集大成の年にこんな巡り合わせは…と思いました。試合は初回、いきなり相手校の猛攻を受け、8点のビハインドを負います。高校野球地方大会にはコールドゲーム制度があるので、この点差は何としても詰めなければなりません。じわじわと反撃を試みますが、6回を終わって4-9と苦しい試合展開が続きます。が、8回の攻撃、相手校の投手交代に付け込み、8-9まで迫ります。同点さらに勝ち越しのチャンスが続きますが、監督の選んだ作戦はスクイズバント。満塁でのスクイズはセオリー的に「?」なのですが、これが決まり同点、さらに相手ミスが出て10-9と逆転に成功します。昔を知る我々には同点スクイズが決まった時の監督の「ドヤ顔」が想像出来ました。その後、相手必死の反撃をしのぎ、10-9で試合終了。初回の8点差を跳ね返し、チームは兵庫大会ベスト16に進出しました。
続く5回戦、昨夏の代表校との試合は0-4で敗退。甲子園に挑んだ監督の夏は終わりを迎えました。ですが現任校でタッグを組む部長先生をはじめ、教え子を指導者として各地に残した功績は計り知れないものがあります。
長々と書きましたが、昔からの監督の教えだった「あきらめたらそこで何もかも終わりや!」を見せていただいた一日、自分にも活力をもらえた気がしました。7月は全部で5日、球場へ足を運びました。やはり私は野球が好きなようです。
まだまだ暑い日が続きます。コロナ対策も合わせて行いながら夏を乗り切りましょう。