こんにちは。OMOIYARI PLUS ONE宝塚の遠藤です。

あるユーチューバーが、動画の中でラ・ロシュフーコーの「箴言集」を紹介していました。何となく興味を惹かれ、手に取ってみました。鋭い洞察力で、自己愛や打算など人間の本性を浮き彫りにしています。例を挙げてみます。

「他人を不快にしているはずはないと思い込んでいる場合にかぎって、相手を不快にしていることが多い」「われわれは、自分をうんざりさせる人を許すことはできても、自分をうんざりさせた人を許すことはできない」「不運に耐える場合より、幸運に耐える場合のほうが、より大きな精神力を必要とする」「人間は互いに騙され合っていなければ、長く付き合ってはいけないだろう」など。

挑発的で逆説的な箴言ばかりです。底意地の悪いフランス文学、という解説に納得した次第です。しかしその中に、ハッとする文章を見つけました。

「人間の価値にも、果物と同じように、旬というものがある」

思わず自分を省みました。自分の旬は、いつ…？これから、自問し続けようと思います。