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タイムマシーンに乗って!

スタッフブログ 2021.09.06

OMOIYARI PLUS ONE宝塚センターの真方です。

 

20××年4月にタイムスリップしてみましょう。

Job Kids宝塚の部屋の中、A子さんが純真な瞳をキラキラさせて4人のお友達とウノを楽しんでいます。あれれ・・・、ウノをしている最中に手が伸びて特定の支援員を触ろう、時には軽く叩こうとしています。支援員は「触りません。」と指導していますが、どうしても手が伸びてしまいます。終礼でA子さんの行動についての支援方法が繰り返し話し合われています。

 

20××年5月にタイムスリップしてみよう。

Job Kids宝塚の部屋の中、笑顔いっぱいのA子さんが、トランプをして遊んでいます。ジョーカーをひくと目をまん丸にして驚きます。とってもチャーミングなA子さんですが、特定の支援員を触ろうとする行動はおさまりません。繰り返しの支援が続いています。

 

20××年6月にタイムスリップしてみよう。

A子さんは面談室で所長と話し合いをしています。真剣な表情のA子さん「わかった!」大きな声が聞こえます。左手で右手を押えるしぐさをするA子さん。所長と『右手が出そうになったら左手で押える』という約束をしました。繰り返し練習もしています。問題行動を回避するための具体的な行動を示しました。触ろうとする頻度は、少し減るものの行動をまだ止められずにいます・・・。

 

20××年8月にタイムスリップしてみましょう。

あれあれ、余暇の時間を楽しむA子さん、支援員が側にいても左手を右手の上にしてじっと我慢している姿が見えます。一日触らなかったことを言葉にして認めると瞳をキラキラさせて嬉しそうに笑っています。

 

タイムスリップして分かったことは、具体的な正しい代替の行動を示して支援すること、繰り返し根気よく伝え続けること、出来た時には言語化してしっかり認めること。

タイムスリップすると、子ども達の成長が手に取るように見えます。そして、関わる全ての職員が、『A子さん、あなたは大切な人!かけがえのない存在!』と愛情のまなざしで支援している様子が見えました。行き詰った時、タイムマシーンに乗って旅をしませんか?