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遠回りをして見える風景

スタッフブログ 2021.03.08

OMOIYARI PLUS ONE宝塚支社の真方です

心も体も縮む曇天が続いた後、春の到来を知らせてくれる梅の花が大好きで、毎年遠出をして梅林公園へ出かけます。この時期になると数年前のエピソードを思い出します。

梅の花を見るために、高速道路にのって遠出をした日のことです。降りるインターを間違えて地道で引き返すことに・・・。「道さえ間違えなければ、もう目的地に到着しているのに・・・。」とイライラと腹立たしい気持ちで地道を走りだしました。

田舎道を迷いながら走っていると、どこからか風に乗って沈丁花の香りがします。道端には可憐に咲く名もない花の美しさに目がとまり、小川のせせらぎが心を癒してくれます。最短で先に進むことばかりを考えていたけれど、遠回りすることで見えてくるものもあるのだと道を間違えたことに感謝すらする気持ちに変わりました。

人生も最短で目的地に向かうことを良しとしてしまうけれど、失敗したことで見えてくるものがあるのだとふと感じます。

Job Kids宝塚を巣立っていかれる子ども達に伝えたいことは、これから歩む人生には思いもよらぬ失敗もあるでしょう。苦しむこともあるでしょう。でも、だからこそ人の温かさを知り、本当に大切なものが見えてくるのだということ。どうぞ、自分らしく色々な道を味わいながら歩んでください。どんな時でも季節は廻り、草は萌えます。