こんにちは。(株)OMOIYARI PLUS ONE 宝塚センターの藤井です。
酷暑と言われた夏がようやく終わり、やっと秋を感じる日々になりました。
秋は食べ物が美味しくなる季節です。
今回はあまり興味を持ったことがなかった、里芋について調べてみました。
里芋は、人里で採れることから里芋と言われるようになったそうですが、ジャガイモやサツマイモには無い栄養素があります。
その栄養素は里芋にあるぬめりの中にあるようです。このぬめりが健康パワーの要だそうです。
このぬめりは、タンパク質と多糖類によるもので、血中のコレステロールを減らして動脈硬化を防ぎ、高血圧を予防するという効果があるとか。
また、胃粘膜の保護や腸のはたらきを活発にし、便通や肌のつやの改善にも役立つとされているのです。
さらに、イモ類の中ではカロリーが低いので、ダイエットにも適しているようです。
里芋のカロリーはジャガイモの7割強、サツマイモの4割ほどしかないようので、食べものが美味しくなるこれからの季節に他のイモよりカロリーを気にせず食べられます。また、水溶性食物繊維も豊富なため、整腸や便秘改善にも効果的で肥満防止にも繋がる。その他にも、ナトリウムの排泄を促すカリウムや、皮膚の新陳代謝を活発化するとされるビタミンB6などの栄養成分も豊富に含んでいて、美容効果も高い食材のようです。
サトイモを調理するときに手がかゆくなることがあると思いますが、これはぬめりに含まれるシュウ酸カルシウムの結晶によるものです。シュウ酸カルシウムは酸に弱いので、手に酢や塩、重曹をつけてから調理するとある程度は防げます。ただし、ぬめりには栄養成分が豊富なため、できるだけ落とさないように調理するほうがよいです。
ジャガイモやサツマイモが日本に渡来するまでは、イモといえばサトイモを指したほど古くから日本人に親しまれてきたサトイモ。夏バテで疲れた胃腸にも効くサトイモを食べて夏の疲れを回復させましょう。